「Red Velvet 1st Concert “Red Room” in JAPAN」感想
80~90年代の韓国の歌謡曲を聴く。
https://shio-sogeum.hatenablog.com/entry/2018/03/12/010225
2018年、気候が暖かくなり、都内では桜が満開となった3月29日、行ってきましたよ
「Red Velvet 1st Concert “Red Room” in JAPAN」。
「どんな雰囲気?」とか「まずRed Velvetって誰?」と思われた方は
このあたりのニュースサイトの記事を読んでいただけると、今回の感想が分かりやすいかと思います。
ひとつ前の記事を読んでいただければわかるかと思いますが、初のKpop単コン参加という事で前日からあらゆることに期待しておりました。自分は2日目に参加したので、事前に2ndリパッケージアルバム「The Perfect RedVelvet」の曲は出ないという情報を仕入れてしまい少し低まりつつも、当日を迎えました。
ここで私は今までの声優ライブとは違う、他業界の文化に何度もカルチャーショックを受けたのでした…
会場最寄到着~開演
会場の最寄駅(飛田給)に着くなり目にしたのは女性トイレから伸びる長い列。日程が平日という事もあるが、女性アイドルのライブなのに圧倒的な女性率を感じる。これは会場周辺でも会場の中でも変わらず、体感的には男は全体の2割居るか居ないか…、という感じでした。あと男の内訳としては踊りの巧そうな若者と自分みたいなヤバいおっさんで半々といった感じでした。
会場の近くまで向かうと、今度はコスプレをした方々がちらほら。これまでに出したシングルやアルバムのジャケットで使われた衣装を自作してる人、この業界でもいるのか…という感想。
会場内、自分は立ち見という人権の無い席からの観覧。ネットのブログとかで「韓国のアイドルのライブがスッカスカww」とかいうのが有ったりするので立ち見でも着席余裕かと思ってたら舐めてた。全部埋まってやがる…空いてる所が無い…立ち見でも埋まってるし…Kpop流行ってやがる…
席から会場全体を見渡すと一面がコーラルピンク色に染まっている。どうやら全員と言っていい程の観客が公式ペンライトを購入していた模様。周りをどんなに見渡してもキンブレが見当たらない…声優ライブだと同じ色で統一とはいえペンライトの種類の違いでムラが出来るけど、このライブではきっちり綺麗に統一されていました。Red Velvetのファンの方は公式に忠誠的なのか、それともこれが初ライブっていう人が圧倒的に多かったのか…分からないけどかなり衝撃的でした。
開演~ライブ前半
最初はメンバー5人が出てくる自己紹介的なビデオが流れる。
1人目のメンバーが出てきた途端、
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ
と大歓声。まだムービーだよ?本物出てないよ?なのにめちゃくちゃ叫ぶ。女性率が高いから声が黄色い黄色い。それからはメンバーの登場して叫び、動いて叫び、また動いたら叫び… いやまだ映像だから!!そのテンションで叫んでたら終わりまで持たないだろ絶対!!
映像が終わると本人登場。おおおお本物がおる…YouTubeで見てた彼女たちが、画面の中で見てた彼女たちが、今現実としてと同じ場所におる…でも遠すぎて誰が誰か分からん…
本物を見ているという興奮で気持ちがふわふわしていてパフォーマンスが全ッ然入ってこない。めのまえにいる、よい。それ。
ライブはストーリー仕立てになっていて、曲中にちょっとした演技を挟んでいました。簡単に言うと堀江由衣さんのライブです。ベッドで起きるところから始まり、撮影、メイクルーム…と場面が変わっていきます。
見とれてぽーっとしている内に「Rookie」とかあっという間に終わっていてMCパートに。この日のために日本語を勉強していたみたいで、MCは日本語と韓国語半々ぐらいで喋ってました。つたない日本語で喋るし、韓国語で喋ると翻訳で時間がかかるしで結構テンポが悪い印象を受けたけれど、海外アーティストのライブでは仕方ないよね。
それよりもメンバーの話す日本語を聴きましょうよ。なんとなくイェリとアイリンは上手だな、という感じでした。特にイェリは日本語を話す時の声が甘くてかわいかったんですよね。いいですね~~^^^^^^^^^^^
ジョイはドラマ撮影で勉強の時間が取れていなかったのか、日本語で喋る時間が短く感じました。メンバーがそれを逆手にとって、何かある度に「大丈夫ですか?」って質問攻めをしている様子は面白かったですね。質問に「안 ダイジョウブ...」って答えるジョイ含めて。
MC明けの5曲目「Lady's Room」。イントロはライブ限定でセリフを入れていて少し長め。この曲好きだから聴けて良かった…立ち位置を間違うジョイ可愛い…すきになっちゃう…
今回のライブは日本公演という事で一部の曲は日本語でした。Kpop曲の日本語版はイマイチ…という印象があってどうも好きになれないんですが、今回の「Dumb Dumb」と「
ライブ後半
後半は空気を読むことを捨て、声優ライブに行く時のやり方でライブを楽しむようにしました。やっぱこっちのが楽しいわ。ずっと棒を一定のテンポで振り続けるだけの人生は苦痛!音の楽しさを全身で味わいやがれ!
後半はカルチャーショックな出来事が目白押しでした。
終盤で銀テープが発射されたと同時にアリーナ後方から前方へと猛ダッシュする観客。銀テープを求めてRedVelvet陸上2018in調布がここに開幕。我々の界隈ではライブ中のダッシュは即退場と2013年に定められているのに…あの時は通路を走ってそのまま退場というコースだったのに…まさかライブ中にアリーナダッシュしていい現場がここだったとは思いませんでした。
ひととおり歌い、演者が捌けて会場が一旦暗くなると、今までの常識では「アンコール!」となるんですけど、この日は違いました。
アンコールの声がめちゃくちゃ小さい。
通常は会場内のオタクが音頭を取りながら自然発生していくんですけど、今回はそれが本国のオタクだったらしく、会場から聴こえてくる音頭は日本の「アンコール! アンコール!」じゃなくて、明らかに韓国語の「エンコル! エンコル!」で日本人には全くなじみの無いテンポ。困惑しながらも日本のやり方でやる日本人。特に気にせず音頭を取り続ける韓国の剛の者。日韓の深い溝は埋まらず、小さいアンコールのまま明るくなる舞台。恐ろしかった…
アンコールのMCでアイリンが最後の言葉が思いつかず、「オワリマース」「オワリマシター」で締めた時、ふと、もちょじゃん!!!!!!ってなりましたが、最後は「Candy」でしっとりといい感じに締めてもらって終演。
終演後に三三七拍子をしないのは予想できてたというか当たり前のことだけど、なんかああいうのが無いと寂しいね…
全体を通して振り返ると、セットリストは新アルバム以外ほぼ全曲出てたので文句無し、ってところ。気になったのは舞台セットや曲中のビデオ。絵が描いてある板とベッドだけだったり、薬を決めたかのようにメンバーが動く映像だったり、お金をかけていない感じが見えてくるのが少し残念でした。
ちなみに今回の総合優勝はイェリです。公演のストーリーもイェリが主役だったので、自然とフォーカスが当たるようになっていたんだと思います。なんかもう全体的にキラキラしてた。想像以上に可愛かった。
自分の予想だとライブ中はアイリンしか見えない程にときめくはずだったのに、ライブ中に何度見ても何もありませんでしたね。自分の醜貌を置いといて言わせてもらうと、最強の美貌を持つフェイスに対して意外と身長低くて普通の体型なのね…という感じ。
好き!!なのに、……な~~~~~ッッッ!!!というもどかしい気持ち。これからに期待ですかね…
MC中に「7月に完全新曲を引っ提げて日本デビューする」という発表もあったので、これから日本でも頻繁に活動していくだろうと思います。推しとの距離が近くなる2018年。早速ライブ後に平壌公演に行ったり北の大将が推したりで国内の色んな番組で取り上げられちゃいましたけど、7月からの展開が楽しみですね(適当)。